おっさんの日常

アラフォーのオッサンが平日に色々ダラダラと書き溜めたもの平日に更新します。

ブラック企業で得たものの話。

ブラック企業で心身ともにボロボロになったけどそれなりに得られたものもあったのでそこら辺を書いてみようかなと思う。

約20年の社会人人生で3年と少しですが三社のブラック企業に居たのですが、三者三様で肉体的、精神的、金銭的に追い詰められていきます。


1社目「飲食店」

そこそこ有名なファミレスで、肉体的にかなり追い詰められて、休みの日に延々と寝てしまい23時間とか寝てたのと時給換算したら376円まで落ちてた事があって当時の朝マックが確か税込価格378円で「1時間働いても朝マックにもならねぇ」と嘆いたのも今となってはいい思い出。

元々ブラックなのを知っててやり甲斐求めて入社したし、目まぐるしく変化する日常に憧れててそこは満たされたのは良かったと思っている。

ちょっとした余談なのが、年の離れた弟が同じくやり甲斐目当てで今現在コンビニの雇われ店長やってて血は争えないなと思った。

得たもの
  • 肉体の限界を見られた事。
  • 色々な人と出会えた事。
辞めた原因とか理由
  • ロードサイド店舗ばかりのファミレスだったので車通勤だったのだが、バンバン他の社員が肉体の限界を迎えて事故に遭って行く事とかそれを武勇伝にしてる時の顔に狂気を感じて、同じ顔になる前に辞めねばと思った事。
  • インフルエンザ如きでは休めず、入院にならない限り休めない事すら武勇伝で不幸自慢が止まらなかった空気感をやべーと思った事。
  • 不況とかのアオリをモロに食らって、頻繁に本社の偉い人が入れ替わってしょっちゅう言う事とかやる事が変わって行ってついていけなくなった事とか不況だからみんなの給料下げて乗り切ろうみたいな変な一体感がマジヤベーと思った事。

 

2件目「商社」

元々学生時代にはPCで印刷物の作成とかアレコレやる方を専攻していたのでそっちの道に戻ったのだが、入った会社が超ヤベー典型的なブラック企業で残業代、休日出勤のアレコレはファンタジー

交通費精算はまだ認められたけどそれ以外は全くアウトだった。

古参メンバーとか偉い人のお気に入りの人はキチンと休日出勤手当てとか代休を貰えていたりかなり差をつけられてて嫌だったのを覚えている。

パソコンを使えない人たちが集まって出来た会社だったので「パソコン使えるならなんでもできるんだろう?」と言う勘違いが横行している所だったのでかなり厳しかった。

得たもの

出来ませんは認めませんと言う人たちで、特に若輩者でパソコンと言う分野で立場が弱くて平たく書くと「お前だけは特に出来ませんは認めません」だったのでとにかくやり切る事を覚えたしやり切る為に変なスキルアップは出来た事。

辞めた原因とか理由
  • 不況でどんどん変な風当たりがキツくなったりしたし、お局氏から売上が悪い遠因に何故かされたりもしたしガス抜きの為に吊るし上げられたりもした事。
  • このままだと使い潰されてる実感も喰い物にされてる実感も常々感じてた事。
  • やる事もブラックだったしこれ以上居たらマトモな世界に戻れなくなると思った事。

 

3件目「保険会社」

2件目でPCもダメだこりゃってなった所に親の知人から保険会社の社員やってみねえ?と誘われた。

結婚もして子供も産まれる頃で無職でサンキューが許される訳もないし、自分の特技や遣り甲斐だけではなくて新しい道を考えるのも良いかなと思って入ったが、最低最悪の職場であった。

社員と言っても脱法正社員みたいな感じの個人事業主扱いで「自己責任」の名の下にかなり食い潰されて2件目の商社が可愛く感じた程であった。

社員を紹介すると紹介者に報奨金が支払われていたのを後々知ったり、抱える社員数で本物の社員の給与が変わるらしく養分にさせられていたり最悪だった。

近しいもので説明するならば「名古屋立てこもり放火事件」が近いと思う。

ja.wikipedia.org

yabusaka.moo.jp

正社員みたいな口ぶりで雇っておいて実は個人事業主で各種ロイヤリティーを取って、専用の軽トラックを買わせて、最初は何軒か仕事を回すけれど後になったら自己責任で放置。

払えなくなるまでロイヤリティーを吸い上げ続けて後はポイの流れ。

まるっきりこの流れにするとまずかったのか更に悪どかったのかは知りたくもないが、個人事業主でもない、正社員でもない「正社員並みの拘束と個人事業主並みの自己責任」を併せ持った新しい奴隷と言った方が正しいエゲツない雇用形態で個人事業主程放置もされなければ正社員程守られない存在として都合良く薄給で使い潰された。

得られたもの
  • 人を信じるとかの甘っちょろい部分は前より無くなった事。
  • 保険知識が深まった事。
  • 人間はキレイゴトが多いなとようやく悟った事。
  • お金が絡むと本当に人は怖くなると言う事。
辞めた原因とか理由
  • 上司ガチャをミスったのが第一で、上司は紹介者の担当者だったのだが、紹介者と若干不仲な人で紹介者とトラブった後などの紹介者に不満がある時には都度こっ酷くイビられ続けたりした事。
  • 上司がビジネス誌を愛読していて、本を買う度に今までと違う事を言われて説教されて辟易とした事。
  • 貯金の底が見えてきた事。
  • 雇用契約が期間制だったので契約更新時に成績不振を理由として更新しなかった事。

などなど、書き出したら止まんない。

辞めるまでのイザコザとか

2件目の商社でも少しは強引な引き止めとかはあったけれど、こちらの方が規模も根深さも半端なくてキツかった。

  • 辞めると言っても社員数が上司達の成績(給料)に直結するので何が何でも辞めさせない雰囲気で一日会議室に軟禁とかされて説得*1とかあった。
  • 頑として引かないでいたら表面上退職を認めはしたが最終日の深夜まで考え直せといわれ続けた。
  • 成績不振もあったのだが「みんなそれでも借金して自爆営業してやってるからお前も自爆しろ」と勝手にローンを組まされかけた。(同期の貯金のあった人は貯金溶かされていた)まあ、これも自己責任らしいし追及怖いので「※これはフィクションです」と書いておこうと思う。
  • 家族が居るのに生活が成り立たないから辞めると引かずに居たら「お前の生活なんか知るか!いいから俺の生活のために働けよ」と上司に言われてようやくケンカ別れの様相で辞められる事になる。
後日談

あまり詳しく書きたくないので書けないがこの雇用形態に無理があったので、週刊誌にネタにされるわ、ワイドショーで散々取り上げられる事になったりしていた。

 

最後に

ブラック企業に兄弟・親戚・子供を入社させたいですか?と言われればNOなのだけれど、普通ではできないような体験や経験が出来る点では一定の評価はしている。

私個人で言えば商社で得た経験が今の地盤になっているのは間違いないと思う。ただ対価で健康や時間とお金を犠牲にしているのでそれが正義とは思えないのも確かな話です。

 

それでは。

*1:説得と言う名の強く迫る奴とか恫みながら喝を入れるとか